‘journey with cyclops’
『世界一美しい数式「e^iπ=-1」を証明する』(2019.佐藤敏明) を読破し、数学回路を構築した脳で作曲するプロジェクト。
発散する無限級数にホラーチックな趣を覚えたのもつかの間、どうやらオイラーの等式に発散の方はあまり関係ないようだ。この先出てくるのは収束するホムンクルスの方だけ。
今回はsinx, cosxとe^xをベキ級数展開する航路をたどった。
これがまたえらく難解な。そもそも私はベキ級数展開以降(p.200より後)のキャラクター達には初対面なので、5章からは何度も読み返しつつ何とか腑に落ちたらこのように記事にするという書き方をしている。
今回でようやくオイラーの等式への兆しが見え始めた。ようやっと直接オイラーの等式へつながるような陸の蜃気楼だ。
だがただ地図上の航路をたどっているとその航路が実在のものであると忘れがちである。目の前はなんの代わり映えもないような海の連続なので。
どうやら「繋げ続ける航路が確かにホムンクルスの賢者を坑道のカナリアとした場合その生存を確かであると言い切れるか」が本日の海路だった。
とすると今日たどった航路は前に進んだという感覚の下で実は「確かめる」という進んでいない海路だったことになる。
ゆえに本日はここまで。