純粋知性と数学ユートピア(アッサジと巡るjourney with cyclops)⑥

純粋知性と数学ユートピア(アッサジと巡るjourney with cyclops)⑥

指数対数の度肝を抜くアッサジ。

記事を書く時間がなかったのは本当だが三角関数の章の最後が証明の岩場の縦走で足を痛めかねなかった。(脳の足ってどこ)?
さてこの3日でどこまで進んだか。

‘journey with cyclops’
『世界一美しい数式「e^iπ=-1」を証明する』(2019.佐藤敏明) を読破し、数学回路を構築した脳で作曲するプロジェクト。

まずはようやく三角関数の湿原を抜けたことをお知らせする。湿地のぬかるみに足を取られないよう気を付けていたら最後の最後の数ページは証明に継ぐ証明の岩場だった。
たった5ページに記事を書く時間もとられたのだ。
これが数学が嫌われる理由かもしれない。時間がかかる割に達成感や進んだ感じがしない。

ただいつかの記録で述べたように証明は飛ばせない。七面倒だし時間もかかるうえ一体理解したのかしてないのかも謎だが証明を理解する回路は間違いなくそれでしか構築できないものだ。
と言えるほどこんな脳の使い方はしてこなかったしこの「理解したかどうかもあやふや」な状況は数学回路の建設の兆しではないだろうか。(そうでなかったら私は何のためにこの岩場で無様にすっ転んでいたのか?)

数学回路の基礎を築くのはおそらく計算だが、その上に見たことのない景色を映すプロジェクターになれるのが証明だ。
もし数学ができるようになりたいなら計算能力を鍛えた上で証明を解き続ければ一番数学回路構築に手っ取り早いのかもしれない。

数学回路の橋かけるつながりでもう一つ書くならば、数学はメンタルに良い。夢中にならなくても熱中する。
好奇心と一言で名付けるならば好奇心には違いないのだが、社会学系の本に覚える好奇心とは違う、純粋で批判傾向のない現実味のない面白味がある。(私が批判をできるほど数学に精通しているわけではないからかも)

純粋数学はあるのに純粋社会学がないのはもしや無味乾燥の感動と人の感情が生きる社会学では水炭相容れぬキッチンに立つ料理を思わせる。
哲学が実際の社会に深く係り還俗し、利用すべきものとして生活されているのに対し、最後の純粋な人間の属哲学思考ユートピアは実は数学に残されているのかもしれない。

さて、本日はp.127まで進み、3章へ突入した。指数と対数の章でありまだ基礎高校数学の復習レベルの段階なので楽しめている。

巻末資料含めてこの本は246ページなので旅路の半分を進んだことになる。三角関数の湿原を超え、次は指数対数のジャングルだ。鬼が出るか蛇が出るか慎重に旅を続けよう。

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