楽曲「勧進八層寺」余話

楽曲「勧進八層寺」余話

深く内へと引き込む内面鏡に映る宇宙へと心を沈めていくと望まれぬ神に出会った。
少年巫の御神楽に休まり、その怒りの神を鎮める。

あなたには世界を与えよう。だから、そこに鎮座していておくれ。
ただしそこから出ることは許されない。

神は応えて言う。
我がためだけに歌い、舞い、涼やかな声で秋旻の御寺に我が魂を留めよ。天高く響く祝詞でこの怒りを鎮めて見せよと。

さてはて、闇の錦に値はあるか。
闇の錦の価値はこれからは御寺の静けさにこそ凛と響け。

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