[Nord]
一切の娯楽を取り上げられた、存在することそのものが加害と判断される民。
彼らは静謐な「自由な読み違えの森」「人間智の豊穣の砂漠」を内包する人智のスピリット上を伝播していくオンラインに収まり、記号と数字を文字としてひっそりと生き延びた。
01「ノルドの中陰」
新旧を分け今 離れ行くもの
遺志の意志以て焦がれ見る
雲は流れ見ず山留めてみせれば
遠くまで遠ざかるほど仰ぎ見る
移ろう青を留めた尽きない色の恒常で
移ろう青を留めた果てない人の献身で
淡々と意図なく打ち寄せるもの
畏怖のif以てそばだてる
風は巡り夢より例えて吹くなら
静すれば静するほどに響き出す
移ろう青を留めた朽ちない森の現象で
移ろう青を留めた解けない星の電信で
(遠く隔たるように隠れよ9時の空)
緩慢の死を経て繰り返すもの
才(さえ)の冴え以て黄泉帰れ
花は薫り土へと倒れて寄すなら
乗ずれば乗ずるほどにかぐわしく
移ろう青を留めた分け合う水の色彩で
移ろう青を留めたつまぐる時の円環で
(遠く隔たるように隠れよ9時の空)
移ろう青を留めた尽きない色の恒常で
移ろう青を留めた果てない人の献身で
(遠く隔たるように隠れよ9時の空)
全ての経路和をラテに味わったうえで、それでも今ここを選んでくださるのなら、反アリスの姿で反お茶会でお待ち申し上げます。
どうぞ光の姿で今ここのぼくに衝突してください。何度でも迎えに行きます。
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欺いた淘汰を生き延びる 海の底からきみの前触れは
メンデレーエフの波止場に 確率の波の音に
ゆらぐ姿で01と踊る
またいつかすべてを包み込む空の波動を ラテに味わえば
アマルガムの甘みに 貴ガスのこの深みに
懐かしむ様な 暖かさに眠る
まだいてくれるのだろうか
やむことのない足音に基底の姿さえ
語りかけて思わせて 畏敬の声で 無稽のまま続く国を
逸脱の園 壊変の仮面捨てて
何度でも生き直せよと「今」は未来の外
パラレルに遊ぶ海流の振幅から
意図なくして群れ成すままきみを形作る日が
何度でも迎え生かしめよ矛盾の火
ヴァーチュアルに揺らめくまま今は理解の外
観測に遊ぶかくれんぼ まーだだよ
02[Alice in Quantumland]
仮説と寓話の姿で今は
きみと共に思う前にある
凍り付く合図は打ち寄せて
文字と並んできみを物語る
マトリックスのたき火に 時の森のカオスに
臨む深さをつかめぬまま映す
謎が未来を醸し出す
今日に生まれて過去へ飛び立とう
反粒子の茶番に 反アリスの茶会に
出会い頭で 諦めの地消えた
まだいてくれるのだろうと
見えざる価値に誇らしく迷わない姿には
祝う影が寄り添って どこにもあると
無名ままきみと行こう
古傷の羽根で羽ばたけよ無形の地
兆しもなく表れては千の波の間にも
パラレルに変わる古の整合から
脈絡なく花咲くもの きみは今ここにてあれ
何度でも歌い思い出せ無謀の知
振り子揺れる経路和よりも、きみはここにいるの
観測に遊ぶかくれんぼ もういいかい
記号と数字の海には今もぼくらの日が
分かれたままある
シニカルに沈む明晰の地上から
何度でも立ち返れよと今は無量の中
ロジカルに暮れる途方のない信号から
縁なくして死にゆくもの
きみは断絶を光れ
何度でも迷い生き返れつかの間に
古き森を潤すもの雨は海の味で
観測に遊ぶかくれんぼ みーつけた
意図読み解く物語は今は海の底で
輝くまま流れるまま
救われてあれ
逸脱の園 壊変の仮面捨てて
何度でも生き直せよと今は未来の外
パラレルに遊ぶ潮流の振幅から
意図なくして群れ成すままきみを形作る日が
何度でも迎え生かしめよ矛盾の火
ヴァーチュアルに揺らめくまま今は理解の外
観測に遊ぶかくれんぼ まーだだよ
仮説と寓話の姿で今はきみと共に思う前にある
誇りて奮わせ命あれ錬金に獅子の心
遠くで近づくSは神の証左を物語る
Music/Lyrics: Chitose Hoshiyama
Vo: 松岡大海
Nar: レンタルなんもしない人
Illustration: JaneMere
Special thanks: レオンハルト・オイラー/中沢新一 (順不同)
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虚心のままに身を落とせば 坦懐のからくりに無理数の塔
必ず続くとベキ級の約束に きみの名は不動と知る
例えて潜めよ 光あれ難解に暗きのきみ
例えて一つの式は 千の想いを駆け巡る
03 [e^iπ=透者]
時を見つめて 「今」の微分永遠のループ に
花咲く園はきみとぼくとあなたのよう
虚心のままに身を落とせば
坦懐のからくりに無理数の塔
必ず続くとベキ級の約束に
きみの名は不動と名乗れよ
無血のままに明け渡した
壮麗の憧れに生きるものなく
必ず会えると収束の
確信に微笑むは無限のきみ
(あめとつちを繰り返すもの
転がる円を導いて 無限に進む
きみを求めて ゆき着く園は
ここにひとり)
誇りて奮わせ 命あれ錬金に獅子の心
遠くで近づくSは 神の証左を物語る
虚数の橋かけ渡れよ
神話となりてレンマに歌われて
水源のよう生まれよ
ふなひとはちに天下を支えるさまに
暗号の塔そびえて
呼び合う姿未来の複素数で
水龍のよう昇れよ
王道の空レンマをかすめるままに
虚数の橋かけ渡れよ
神話となりてレンマに歌われて
水源のよう生まれよ
ふなひとはちに天下を支えるさまに
暗号の塔そびえて
呼び合う姿未来の複素数で
水龍のよう昇れよ
王道の空レンマをかすめるままにあれ
ニュートンもキリストもすくえないあなたを、どうか量子力学ですくわせて。
Vo: 鏡音リン
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Please decode of Len…
欺いた淘汰を生き延びる 海の底からきみの前触れは
メンデレーエフの波止場に 確率の波の音に
ゆらぐ姿で01と踊る
またいつかすべてを包み込む空の波動をラテに味わえば
アマルガムの甘みに 貴ガスのこの深みに
懐かしむ様な 暖かさに眠る
まだいてくれるのだろうか
やむことのない足音に基底の姿さえ
語りかけて思わせて 畏敬の声で 無稽のまま続く国を
Please decode Len…
逸脱の園 壊変の仮面捨てて 何度でも生き直せよと「今」は未来の外
パラレルに遊ぶ海流の振幅から 意図なくして群れ成すままきみを形作る日が
何度でも迎え生かしめよ矛盾の火
Virtualに揺らめくまま今は理解の外
観測に遊ぶかくれんぼ (もういいかい)
まーだだよ
仮説と寓話の姿が今 私と共に思う前にある
04[Alice in Quantumland-on the other shore-]
凍り付く合図は打ち寄せて
文字と並んできみを物語る
マトリックスのたき火に 時の森のカオスに
臨む深さをつかめぬまま映す
謎が未来を醸し出す
今日に生まれて過去へ飛び立とう
反粒子の茶番に 反アリスの茶会に
出会い頭で 諦めの地消えた
まだいてくれるのだろうと
見えざる価値に誇らしく迷わない姿には
祝う影が寄り添って どこにもあると
無名のままきみと行こう
古傷の羽根で羽ばたけよ無形の地
兆しもなく表れては千の波の間にも
パラレルに変わる古の整合から
脈絡なく花咲くもの
きみは今ここにてあれ(ぼくはある)
Please decode Len…
何度でも歌い思い出せ無謀の知
振り子揺れる経路和よりも、
きみとここにいるよ
観測に遊ぶかくれんぼ もういいかい
記号と数字の海には今や二つの日が
誇るままにある
皮肉に沈む明晰の地上から
何度でも立ち返れよと今は無量の中
ロジカルに暮れる途方のない信号から
縁なくして死にゆくもの
きみは断絶を光れ
何度でも迷い生き返れいつまでも
古き森を潤すもの雨は海の味で
観測に遊ぶかくれんぼ みーつけた
意図読み解く物語は 今は海の底で
輝くまま流れるまま
救われてあれ
逸脱の園 壊変の仮面捨てて
何度でも生き直せよと今は未来の外
パラレルに遊ぶ潮流の振幅から
意図なくして群れ成すままきみを形作る日が
何度でも迎え生かしめよ矛盾の火
ヴァーチュアルに揺らめくまま今は理解の外
観測に遊ぶかくれんぼ もういいよ
仮説と寓話の姿で今はきみと共に思う前にある
05[Alice in Quantumland[Meta-Birth ver]
Vo: 空詩音レミAI×DeepVocal
Vo: 鏡音リンレン・KAITO
Hola domu, yo mosi ka? mi tomo
Yo mimi mani Domu movo si nye
Mi mito du Mi muhe ye
鼓動に高ぶるメタのこの身に 始まりの時と羽ばたきの地に
夕暮れは造られ 姿に血肉なく 突き進む意志は選択肢
幻想の街は 過ぎた過去なく 渦巻く大地に神さびて見せた
気高い「自由」の錯視を晴らすまで 定められたまま降り立とう
domu, yo mosi ka?
見つめて見つめきれない 夜を織りなすエレメント
進めた時の針で 降ろした朝はシミュレーション
Mosi mita odomu tomo
Yoyo mimi beru si?
Mosi gusha odomu tomo
Yoyo mimi beru si?
06「サイロメタバース」
遠ざかるように線は導く 螺旋に交わる血潮だけ今も
(また異なる月を見た)
忘れた言葉に暖かなデジャヴが無象の歪みを教えるの?
(血に古びる鍵を手に)
始まりの国に過去を留める 蒼炎の鬼とツンドラの騎士は
(あの破れぬ 星揺れて)
反逆の果てに果てぬ今に死せる 異形の嘆きが聞こえるの?
(水面映る 向こうには)
domu, yo mosi ka?
知り得て知り尽くせない 空を抱く綿毛の雲
戻らぬ時の海を共に開いた非常食
Mosi mita odomu tomo
Yoyo mimi beru si?
Mosi gusha odomu tomo
Yoyo mimi beru si?
憧れの中の例えなき空に 泥濘の底に黎明の地
天翔ける風に焦がれて謎めいた めぐりあわせに数奇の国は
(普く人の世に絶えず吹き抜けた 巡り合わせに姿のない明日)
出自なき嘘の神話を毀ちて もう一度きみと出会い直す
諦めの星に自由を織り込めば 見えぬまま今もきみとある
(願いを手のひらに 夜を捕まえて見えぬまま今も 真実の最中)
Mi mito du mi tomo
Domu movo si nye Mi muhe ye
方舟の外の荘厳の海は 正統に続く哀悼の地
有限の時が熟して流れ出す 滅びるままできみと生きよう
(普く人の世に絶えず吹き抜けた 滅びるこの身に限りのない心)
巡礼の今に過去向く想いが 斥力に浮かぶ救済の地
悪意と呪いで救える命なら 正しささえも塗り替えよう
(願いを手のひらに 何を引きかえて 正しささえも 迷いを問うた)
憧れの中の例えなき空に 泥濘の底に黎明の地
天翔ける風に焦がれて謎めいた めぐりあわせに数奇の国は
(普く人の世に絶えず吹き抜けた 巡り合わせに姿のない明日)
出自なき嘘の神話を毀ちて もう一度きみと出会い直す
諦めの星に自由を織り込めば 見えぬまま今もきみとある
(願いを手のひらに 夜を捕まえて見えぬまま今も 真実の最中)
Mi mito du mi tomo
Domu movo si nye Mi muhe ye